クライミング講習 (平成21年10月10日〜11日 小川山) 
山岳ガイドグループ イエティ(遠藤晴行ガイド代表)に参加
宿泊 廻り目平キャンプ場

   
 10月10日の妙高山  10日の廻り目平キャンプ場の朝。テントはまだ少ない
   
 ガマルート(5.8 5p)下降点付近からの風景 ハート&ソウル5.10a/bのShimadaさん 
   
  八幡沢 トムといっしょ(5.10a) 兄岩のクライマー


10月10日(土)
04:40分 自宅発         
07:53分 佐久IC着        雨はあたらないが、南の方角は黒い雲
09:20分 金峰山荘着      小海あたりからポツポツ雨があたる。
15:00分 講習終了                   
23:30分 就寝           寝る頃には星がでてきた

10月11日(日)
06:30分 起床                     快晴
08:00分 朝食
09:20分 テン場スタート
14:40分 終了
15:00分 廻り目平キャンプ場発
16:54分 佐久IC
21:00分 自宅着

概要
イエティの講習会に行ってきました。遠藤ガイドは北岳バッドレスとピラミッドフェース&上部フランケの実践登攀ガイドで、小川山の担当はFukudaさん。参加者は、ボクとエキスパート生のShimadaさんの2名。クラックの練習がしたいと思っていたけど、寒さと天候の具合は?

10月10日(土)
朝起きると、お天気は悪くはないが良くはないようだ。暗い空に星が見えたり、動きの速い雲が東へすっ飛んで行く。寒気の影響か?高速に入り新潟に近づくと雨が降り始め、かなりの強い雨。明るくなり長岡を過ぎると、雨も小止みとなり曇り空。上越辺りからは悪くないお天気。これは期待ができる。火打山の山頂付近に薄らと雪が見えるし、妙高山の山頂部にも僅かに白いものが見える。
ところが、佐久ICまでくると小川山方向は雲の中、ヤツ方向もまた同じ。どうも、寒気の影響が強く影響しているようだ。

金峰山荘のある廻り目平キャンプ場に到着するが、道路が濡れている。
Shimadさんの超大型タープが目印になり直ぐに合流。
昨晩からキャンプ場に入っていたShimadaさんによれば、今朝ザット降ったとのこと。昨晩は高曇りだったようだ。

集合時間前に揃ったものの岩は濡れ按配で気温も低い。遠藤さんはこんな日に北岳バッドレスにはいったのかな?

マア少し岩が乾くまでお茶タイム。

10時30分頃になり日当たりを考え、ガマルート周辺で様子を見ようとなって出かけるが、ガマスラブもかなり湿っている。、ガマルートでも行きましょうかということで、チョイとインチキでケロヨ〜ンから取り付く。時折、雨と霰がぱらつく悪いコンディション。3P登ったところで雨足が強まり敗退。

下に降りたら陽が射した。でも直ぐに雲が上空を覆う。驟雨という状態である。いかにも寒気の影響という空模様。
その後もハッキリしない空模様が続く。

午後からはレスキューのお勉強。AGSの教本を所持しているが、なかなか理解できないものも、Fukudaさんに見せてもらえば「な〜るほど。」でもやってみるとこれがさ、できないんですよね。
時折、雨で中断しながら講習を進めた。

講習後になり少し天候が安定してきた。寒気が抜けつつあるのだろう。

Shimadaシェフの采配で鶏の水炊きを暖かく頂きユックリとした時間を過ごした。
明日は、今日の雨、低温の影響を考慮すれば岩の乾きが遅いだろうと考えノンビリ目の出発予定として、夜更かしをしてしまった。



10月11日(日)
朝、目覚めると、ドピーカンの青空。
でも、風がなかったので、かなり冷えた。車の窓にも霜がビッシリだ。
朝食は、昨日の出汁にご飯と卵の鶏オジヤで暖まった。

金峰山荘の出入り口の寒暖計は7時で0度位だった。道理で寒いワケだ。


どこへ行こうか?と相談になるが、セレクションは6月に行ったし・・・・それに朝は日当たりも悪いし・・・・
涸沢岩峰群は遠いしなぁ・・・
等など・・・・

下手くそなボクにレベルを合わせて、そんじゃガマルートをやり直し。となる。
全ピッチボクのリードでエキスパート生のShimadaさんにとってはホントにお付き合いとなる・・・・ありがとうございました。

今日は正規のガマルートで出る。1P目のスラブ5.9で2度ほど足元が滑りタマゲた。滑るほどの感じではなかったのだが・・・非常にアタマにきた。
1年ぶりだが、忘れているなぁ・・・
時折、怖かったと記憶している場所が思い出せなかったり・・・・
楽しく、ガマルートを終了して取り付きに戻り軽食。

ガマルートの1P目に復讐戦。何ともない。何で朝、この場所で滑ったのやら??ギアの重さ?朝の湿気か?
いや、やっぱ下手っぴなんでしょうな・・・何のことはない。
ガマルート1P目の左隣の「ハート&ソウル」(5.10a/b)これは、TPだから核心部の怪しいムーブが可能だが、リードだったら相当に恐いはず。
登れたという印象ではない。

ガマルートは人気ルートなので混雑してきたので、八幡沢の左岸スラブ帯の「トムといっしょ」(5.10a)を初見でリード
これは、初見完登。

ヌンチャクは残置してShimadaさんが続く。迷いのない安定した登りでスムースなクライミングであっという間に終了。

これにて、終了。


Shimadaさん、何から何までお世話になりました。
ありがとうございました。ヘタクソなボクと一緒でご迷惑かけました。


3連休なので、佐久甲州街道が混んで佐久ICまで時間がかかる。
高速に乗った後も、妙高の手前〜中郷の先まで渋滞がありいつもより1時間くらいは時間を要した。


小川山は、何とも言えない解放感と広い空が魅力的で好きだなぁ
でも、もうそろそろ今シーズンも終了間近ですね。


15時に金峰山荘を出た。途中、新潟山岳会のAbe会長から電話。車を路肩に寄せて(本当だよ)出るけれど電波状態が悪いので繋がらない。
ナンダロウ、ヤマに飲みに来い。とかそ〜いう話かなぁ?まさかねぇ・・・・確か門内小屋に居ると思うのだが・・・・・

佐久甲州街道が混雑していて、うんざりしていたら、今度は小国山岳会のHZUさんから電話。車を路肩に寄せて(本当だよ)出たら、Abe会長から連絡があり、門内小屋の外壁が壊れて捲れが拡大中とのこと。胎内市の担当者に連絡を取って、HZUさんにつなげた。
道路が混雑して案外佐久ICまで時間がかかった。

ヤマから降りるとどうも、味の濃い脂ギッシュな味噌なラーメンが食べたくなる。高速に乗り帰る時間的な目途も付いたので、小布施でラーメンを食べて帰路を急ぐが、中郷手前から上越JCT手前まで渋滞。これで概ね1時間近くのロス。
21時に自宅着。





12日(祝) 杉滝岩

   
10月12日午後の杉滝岩   岩場のすぐ脇の内ノ倉川 ダムの貯水時期が終わり清流が流れる
   
NCCのNomuraさん パンピングイーグル(5.10c)   当会の沢男 矢沢さん 競技会ルート(5.9+)






10月12日(月)
朝から、洗濯やら、ガチャの整理をして事務所で少し仕事の用事を足して杉滝へ行くともう昼になった。
五十嵐さん、平野さんがおられた。
Cフェースに会の大先輩の矢沢さん、若月さんがトレーニング中。この頃なぜだか、若月さんが通っている。何か企みがあるのだろう。

そうこうしているうちにNCCの野村さん、竹内さんが到着してそれぞれ課題に取り組む。
しばらくして、五泉のDr.清野さん到着。
10月になると、午後の陽の傾きは早い。15時を過ぎると谷あいは陽が陰り寒くなる。
今日もお終いだ。

今年はあと何回、外岩を楽しめるのかな?


この冬は、週に1〜2回インドアでトレーニングしようと思う。ムーブもさることながら、指というか掌、前腕の力を落とさない為には、嫌いだけどインドアかなぁと思う。ただ、怪我には注意したい。50に近づくとやはり怪我が治り難いのは自覚があり注意したいところだ。


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